今日のお勉強トピックは”Anticipate”です。
ぼくこの単語が非常に苦手なんでござます。
頭に”anti”がついてるので、「ネガティブな方向を向いているワードかのように見せかけて、さにあらず」系のいやらしい単語ですよね。ですよねっ!
意味合いとしては、将来起こる(かもしれない)ことを待つとか、期待するとかになるんで、方向的にはポジティブ・前方を向いているワードですが、スペルにはantiがついています。
ゆえに文章の意味を精確に捉えられないケースがママあります(あ、ぼくにとってですよ)。でもって、この単語ちょこちょこTOEICで出てくるんですよ。
特にPart7で見かけたときが最悪で、こういうフワッフワの理解の単語が積み重なってくると、頭の中がワニワニパニックでえらいことになってしまうのです。
こういうのはやっぱり一つずつ丁寧にぶっ潰していかにゃならん、どげんかせんといかん(書きたいだけ)というわけで、ここで調べた内容をまとめて長期記憶への定着を図ります。
Anticipateの意味
まずはシンプルに日本語訳と主な用法をまとめませう。
NOTE : Anticipateの意味と使い方
①予期する、期待する、楽しみに待つ
・anticipate + O:Oを楽しみにしてる
・anticipate + doing:doすることを予想する(楽しみにしてる)
・anticipate + that S' V':S'がV'することを楽しみしてる
①予期する、期待する、楽しみに待つ
・anticipate + O:Oを楽しみにしてる
・anticipate + doing:doすることを予想する(楽しみにしてる)
・anticipate + that S' V':S'がV'することを楽しみしてる
②先読みして手を打つ、事前に対処する
・anticipate + O:Oが起こることを想定して手を打つ(備える)
・anticipate + that:(that節以下が)起こることを想定して手を打つ
・anticipate + wh節:(wh節が)起こることを想定して手を打つ
①の予期するは、expectに置き換え可能な意味のようです。
②の意味は、これ知りませんでした。「先読みして事前に対処する」を1ワードで表せるのでとても便利ですね。
いずれにしても、将来発生する何かにたいして、それをワクドキしながら待つとか、具体的に行動を起こして何かしとく、って意味になっています。他にもいくつかの意味を持っているんですが、正直やっこしくなるだけなので、このエントリでは紹介しません。
英語で表現するとどうなるのかしら
では、恒例のこの単語を英語で説明したらどうなるのシリーズに進みましょう。
anticipate [æntísəpèɪt]
Merriam-Webster1 : to give advance thought, discussion, or treatment to
3 : to foresee and deal with in advance : FORESTALL
6 : to look forward to as certain : EXPECT
Oxford
1.Regard as probable; expect or predict.
1.1.Guess or be aware of (what will happen) and take action in order to be prepared.
1.2.Look forward to.
2.Act as a forerunner or precursor of.
Cambridge
to imagine or expect that something will happen:
上にも書いた通り、様々な意味を持つ単語であるので、全部を紹介することは避けました。歯抜けになっているところがどうしても気になる方は、それぞれのリンクからぶっ飛んでってください。
シンプルでわかりやすいのはCambridgeの文章ですかね。
”to imagine or expect that something will happen:”
(何かが発生することを期待する、想像する)
まず最初は"anticipate=expect" これを徹底的に脳味噌に書き込むところから始めて、いろんな意味をつけ足していけばよさそうです。
Merriam-WebsterとOxfordはadvanceやprepare、look forward to というワードで、将来起こることを表現しています。
細かな意味は色々ありますが、大きな括りでいったら意外とシンプルなワードなんですね。なんかうまく整理できた気がします。
例文
- The cost turned out to be higher than anticipated.
- They anticipate having several applicants for the job.
- They anticipate that they will have several applicants for the job.
- At this stage we can't really anticipate what will happen.
- He eagerly anticipated her arrival.
- Probably my most anticipated show of the week is Gang of Four at Irving Plaza.
例文を探してみると、”思ったより”も多かったのが、比較級+than+anticipated の使い方です。訳は”期待した(思った)よりも”。than I thought より期待するというニュアンスを強く含ませることができそうです。
語源の海へ、Let's dive!
"anticipate" を語源レベルに分解すると、以下のようになります。
"ante" :「前に」
"cip" :「掴み取る」
"ate" :「する」
「前に」ある何かを、「掴み取る」ための動作を「する」
前にある何かは、将来発生する事柄ですね。で、それをつかみ取るわけですが、将来発生する何かを”いま”つかみ取ることはできないので、発生することを想定する、または想定して事前に対処しておく。このような語源を持っています。
同様の語源を持つワードとして、”participate”があります。これは「参加する」という意味を持つ単語です。これは
"part" :「部分」
"cip" :「掴み取る」
"ate" :「する」
何かの一部分としての立場(座)をつかみ取る、という語源的意味から、参加するになったようです。
おわり
0 件のコメント:
コメントを投稿