
今回のお勉強トピックは、よく間違える発音です。
学校教育の所為か、カタカナ英語の所為か(とにかく人の所為にすることしか考えておりません)、なぜだか正しい発音が脳ミソにインプットされていない単語ってのがけっこうあります。
こういうのって、何だかんだお勉強するのを避けてしまいがちなんです。たとえば ”consumer” という単語。「コンシューマーだっけ?コンスーマーだっけ?」と刹那的に疑問に思うことはあっても、なかなか手が出ない。やっても使わないから忘れる。
”consumer”って単語を一日一回は言うって状況だったら自然と矯正されていくんでしょうけど、ぼくはいまそういう状況にありません。たぶんこういうのって、自分の手と脳ミソを動かして整理しないと身についていかないと思うのです。
なので、今回はぼくが個人的に怪しい発音を整理します。ぼくと同じように日本で生まれ育った人は同じような間違いをしている可能性が高いので、誰かの役にも立ちそうと期待をしております。
それでは、Let's get started!!!
発音が怪しい単語
単体で怪しい単語
まずは単語単体で発音が怪しい単語です。during
during / d(j)ˈʊ(ə)rɪŋ / ~の間中
中学校のとき先生が「デュアリング」と発音していました。なんか間違っていない気もしますが、アの音が不要かとても短く弱く発音されるのが正しい。
period
period / pí(ə)riəd / 期間、時代、段階
これはカタカナ英語「ピリオド」ですね。まずオの音はありません。あと辞書では最初の”ə”が括弧書きですが、みんなこれ発音しているように聞こえます。
area
area / é(ə)riə / 面積、地域、範囲
これもカタカナ英語「エリア」。こちらも括弧書きの”ə”が発音されてる場合が多い気がします。
sure
sure / ʃˈʊɚ / 確かな、確信して
中学校のときに「シュワ」と習った記憶があります。カタカナで書くと「シャー」の方が近い気がします。
machine
machine / məʃíːn / 機械
これもカタカナ英語化している「マシン」。IT業界で仕事をしていると使う機会が多いです。仮想マシンのマシン。これは”s”なのか、” ʃ ”なのかがわからなくなる。
team
team / tíːm / チーム
これは完全に市民権を得ているカタカナ英語「チーム」。最初の音が”チ”なのか、”ティ”なのか、わからなくなる。”ti”なのか、”tʃ”なのか。
expiration
expiration / èkspəréɪʃən / 満了、息を吐くこと
TOEICでたまに見かける単語です。expireは”ɪkspάɪɚ”なのに、expirationは”èkspəréɪʃən”になるらしいです。expireの方の発音に引きずられて「イクスパイレーション」と言ってしまうやつです。やらしい。
procedure
procedure / prəsíːdʒɚ / 手続き
IT業界にいるとたまに見かける単語「プロシージャ」。ぼく的に、この単語はそもそも英単語のprocedureとカタカナのプロシージャすら紐づかない。「プラスィージャ」ですかね、カタカナで書くと。
allow
allow / əlάʊ / 許す、許可する
中学校の先生は間違いなく「アロー」と言っていました。カタカナで書くと「ァラウ」ですかね。
anti
anti / ˈæntɑɪ / 反対者、反対の
いつ見ても「アンチ」と読んでしまう。ネット世界で使われるアンチもこの単語ですよね。ただしくは「エァンタイ」。いやカタカナで書いて正しくはってのがそもそも間違いですね。
consumer
consumer / kənsúːmɚ / 消費者
仕事していると「コンシューマー」ってたまに聞きますよね。「シュ」の音は入っていないので、「コンスーマー」が正しい。ただクチから出ていくのは「コンシューマー」なんすよね。
clothes
clothes / klóʊ(ð)z / 衣服
これは英語が悪い。どうみても「クロースズ」と言いたくなる。英語圏ではどう捉えられているんでしょうか。初見殺しもいいところです。
equal
equal / íːkwəl / 等しい、平等の
最初に「イコール」って言ったやつ出てこいよ、と言いたくなる。「イークワル」。こういうのって学校教育で変えていった方がいいと思うんですよ。算数の授業は1+1=2「いちたすいちはに」で、数学になったらx+y=z「エックスプラスワイイークワルジィー」って。
tornado
tornado / tɔɚnéɪdoʊ / トルネード、竜巻
英語っぽい発音をしようと思いながら発音すると返って間違えちゃう系の単語。語尾が「ドウ」」となる英語っぽくない雰囲気の単語。
label
label / léɪb(ə)l / ラベル、付箋
カタカナ英語の雄、「ラベル」。ラベルと読みたくなる気持ちはわかる。けど製品名なんかでラベルってカタカナは使ってほしくないですね。
null
null / nˈʌl / 無効の、ゼロの
普段使いはしなさそうな単語ですが、null「ナル」です。これITの世界ではよく使われる言葉なんです。存在しないことを明示したり、お知らせするときに使われる単語です。IT業界では99%の人が「ぬる」と発音します。2ch用語の「ぬるぽ」もこの単語から発生しています。
theme
theme / θíːm / テーマ、主題
これも「テーマ」とカタカナにしたくなる気持ちはわかるけど、thの音なので「シィーム」か「スィーム」が正しい。
virus
virus / vάɪ(ə)rəs / ウイルス
これはぼく的によく間違える単語。カタカナだと「ヴァイラス」。ぼくはIT業界に勤めているんですが、長いこと一緒に仕事をしていた60代のじいちゃんSEがいつも「ヴィールス」って発音していたんですね。周りは「ウィルス」と発音していたんですが、そのじいちゃんは頑なに「ヴィールス」と発音していました。
で、ここのところ英語を勉強していると、「ウィルス」はカタカナ英語だよな、だから・・・「ヴィールス」か、と思うようになってしまったんです。どっちがどっちだっけ?系の怪しい単語
続いて似た発音となる複数の単語です。fatherとfurther
father / fάːðɚ / 父親
further / fˈɚːðɚ / もっと遠くに
父ちゃんのほうはFの音のあとにRが入らない、遠くのほうはFの音のあとにRがつくのが違い。この違いは難しい。超苦手。
futureとfeature
future / fjúːtʃɚ / 未来、将来
feature / fíːtʃɚ / 顔立ち、特色
未来の方は「フューチャー」、顔立ちの方は「フィーチャー」。会話の中ではあんまりfeatureっていう機会がないので、futureの方だけしっかり押さえておくことにします。
demonとdaemon
demon / díːmən / 悪魔、鬼
daemon / díːmən / 守護神
demonは言わずと知れた悪魔、daemonは守護神の意味。Linuxのデーモンは後者の意味が由来。発音は、、、同じなんだなぁ。
flowerとflour
flower / flάʊɚ / お花
flour / flάʊɚ / 小麦粉
お花と小麦粉。発音はまったく同じです。が、1つ大きな罠が隠されています。カタカナだと「フラワー」と書かれてますが、”w”の音は含まれません。「フラウァ」
beginとbeganとbegun
begin / bəgín / 始める
began / bɪgˈæn / beginの過去形
begun / bɪgˈʌn / beginの過去分詞
begin三兄弟。こう並べてみると違いがよく見えますね。つーかbのあとの母音が違うんだ、へぇー知らなかった。gの後の母音が違うのは知ってたんですけどね (どう違うかは覚えてなかったが)。
おわり
0 件のコメント:
コメントを投稿