「会う」系単語 ”Meet” と ”See” のまとめ [あなたはこの違いを理解できるかっ!できるわ!]

7.31.2019

単語 表現

t f B! P L

ぼくは知り合いのJean先生にオンラインで英語を教えてもらっています。授業の合間の雑談コーナーでこんなやり取りがありました。

Jean先生:わたし東京で働きたいわ。いっぱいお金稼ぎたいの。

ぼく:That's great!  I want to meet you !!!

Jean先生: はぁ⤴!?  (`ω´)ニヤニヤ

…この顔は間違いない。ぼくが言ったフレーズが間違っていて、それをネタにいじめようとしているときの顔。先生のドSスイッチを入れてしまったときの顔である。

ふぅー、正直いって先生のSスイッチがどこにあるのか、いまだに掴めない。優しく教えてくれるときもあるし、怒るときもある。そしてたまにSスイッチが入ってしまうこともある。

やれやれ、よくわからんが、とりあえずご褒美の時間だ。
さぁ、全力でお願いしますっ!!!


と、このようにオンライン英語レッスンあるあるをかましたわけですが、一体何を間違えていたのか。このエントリのタイトルからもうお判りでしょう。”Meet”と”See”の意味や使い方をまとめていきます。

”Meet”と”See"のまとめから

先にまとめからいきまっしょい。
Note
Meet
はじめて会う
 例:Nice to meet you.(はじめまして)
約束して会う
 例:I'll meet you in the bar at 7 o'clock.
・はじめましてじゃないけどMeetを使う表現
 例:I met up with Jean yesterday.
See
面識のある人と会う
 例:Nice to see you again.(また会えてうれしー)
偶然、予期せぬ形で会う、見かける
 例:I saw Jean at the restaurant yesterday.
・会いに行くという表現にもなる
 例:I'm goin to see the doctor tomorrow.
・会ったのか、見たのか問題(文脈から判断が必要)
 例:I saw my friend at the mall.

明確な使い分けはと言うと、このノートの赤文字と青文字のところ。はじめましてか、また会えてうれしーか。約束して会うか、偶然会う(見かける)か。

"Meet"の使い方

数多ある解説サイトを見て、その意味合いや使い方を調べてみました。

”Meet” 初めて会うパターン(基本形)


”Meet”の基本は「初対面の人と会う」です。なので、はじめましての挨拶だったり、誰々と会ったことある?という表現だったり、出会ったことを表現するときに使われます。

Nice to meet you.(はじめまして)
Have you met Jean?(Jean先生に会ったことある?)
Jean and I met in Cebu.(Jean先生とぼくはセブ島で出会いました)

仕事・ビジネスのシチュエーションでは、初めて会ったとき「あ、どーもー、はじめまして~」となりますが、このフレーズは”Nice to meet you.”です。

"Meet" 約束して会うパターン


例外として会ったことのある人と「約束して会う」シチュエーションにも使われます(強い例外ではないようです)。「約束して会う」なので、場所や日時、その目的を伴った文章になります。

Let’s meet at the station.(駅で会いましょう。)
Let’s meet at 7 o’clock.(7時に会いましょう。)
I’ll meet you in the bar at seven.(7時にでバーで会いましょう)
Jean and I are meeting at ten.(Jean先生と10時に会うよ(待ち合わせしてるよ))

この用法は場所や時間を決めて会うことになるので、対象の人たちが、その場所、その時間に集まるという意味合いがあります。このエントリ冒頭の画像で「1時の約束なのに誰も来ない」と悲しい状況を描写しました。これはこの時計の場所に1時で約束している(はずな)ので、Meetを使った文章で約束をしたということになります。

”Meet up with” はじめましてじゃないけどMeetで表現するパターン


色んなサイトを巡回して勉強した結果、既に会ったことのある人と会う時にmeetを使うと、ネイティブは混乱したり、too poor, warosu. と感じたりするようです。でも、はじめましてじゃないのにMeetを使う表現もあって、それがこの”Meet up with”です。
若者が好むカジュアルな表現みたいですね。

I met up with an old friend yesterday.(昨日、古い友達に会いました。)
What time do you want to meet up?(何時に会いたいですか?)
I met up with Tom yesterday.(昨日トムと会った。)

”See”の使い方

続いては、”See”の使い方です。

”See” 面識のある人と会うパターン(基本形)


ここが”Meet”との最大の相違点となります。面識のある人と会う、既に会ったことのある人と再び相見える(あいまみえる:会う、対面する)ときに使われます。ゆえに2回目以降に会う時の挨拶には”See"が使われます。

Nice to see you (again).(また会えてうれぴー)
Good to see you again.(また会えてうれぴー)
It's a pleasure to see you again.((また会えてうれぴー))

仕事・ビジネスのシチュエーションでは、会ったことのある人には、「あ、どーもー、お世話になっております~」と言いますが、このフレーズはNice to see you.です。
挨拶としての「お世話になります」や「お疲れっす~」なんかはこの”Nice to see you.”で表現できます。


”See” 偶然、予期せぬ形で会う、見かける

これも”Meet"との大きな違い。前項に書いたように"Meet”は約束して会うという意味でも用いられます。”See"は完全にその逆です。予定外、予期せぬ場所・時間で会う

I saw Jean at the restaurant yesterday. She was looking as beautiful as ever. (昨日Jean先生と会ったんだよー。相変わらず美しかったよ。)


”See” 会いに行くパターン


前項”Meet"の2つ目のところで、約束して特定の時間や場所に人が集まるという用法を書きました。この使い方とある意味逆の用法です。「人が目的の場所や時間に集まる」ではなくて、「誰かがいる場所に行って会う」パターンです。以下の例文を見るのが手っ取り早いです。

I’m going to see the doctor tomorrow.(明日医者に行くつもりです)
I went to see my grandma at the weekend.(週末におばあちゃんに会いに行った)

相手がいる場所に行って会うパターン。これは”See"を使って表現します。see a doctorなんかはよく見かける表現ですよね。「ばあちゃんに会いに行く」これもSee。


”See” 「会ったのか、見たのか」問題


この問題は”See"特有の問題(?)らしいです。もともと”See"は「見る、見かける」という意味なので、文脈によって「会ったのか、見たのか」を判断する必要が出てきます。
I saw my friend at the station. 駅で友達に会いました。
I saw my friend at the station. 駅で友達を『見かけ』ました。

この例文だけでは「駅で友達と会った」のか「駅で友達を見かけた」のか判別できません。ゆえに前後の文脈から会ったのか・見たのかを推測、判断する必要があります。
「駅で〇〇〇。こんな話をした」なら会っただし、「駅で〇〇〇。けど声をかけられなかった」なら見かけたになるってことです。


番外編:I miss you.


これは、あれです。恋人に言う「あなたに会いたいわ」「あなたがいなくて寂しいの」です。

だから、ぼくがJean先生にこのフレーズを言えば、ぼくの好意が伝わるんですが、、、

いやでもさー、まだそのフェーズになってないっていうかー、ちょっと色々あってー、まだ言えないってゆーかー、ほらぼくの親兄弟って保守的だから―、外堀埋めてからじゃないとー、ねー、、、すいません、なんかごめんなさい。

もう少しジャブを打ってから、この大砲をぶち込みたいと思います。

おわり

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アラサー(ティーファイブ)、♂ IT業界でショッカーみたいな立ち位置の仕事をしています。昔から憧れていたバイリンギャルを目指し、英語の勉強に明け暮れる毎日。このブログは勉強ログとして書いています。よろぴく。

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