briefの意味と使い方【簡潔に、ブリーフパンツ、情報を伝える】

9.10.2019

単語

t f B! P L

今回のお勉強トピックは、英単語 brief の意味と使い方です。

いくつかカタカナ語になっている言葉もありますよね。ブリーフとかブリーフィングとか。ぼくは生粋の日本人なのでカタカナ語としてのブリーフは意味も分かるし使えます。

けど英語でbriefを使えないんです。読めるんですが、書きと喋りでbriefという単語がぼくの頭の中から出てこない。頭の中では「brief=簡潔な」という意味で記憶しています。

日本語で”簡潔な”という表現は、なかなか使う機会もないですが、「簡単に」とか「短時間で」という意味ならわりと使う機会があるはずです。が、ぼくは一度も使ったことがない。というよりアウトプットするときに”簡潔に→brief”という繋がりが頭の中から出てこないんですよ。

日本語訳すると、とても単純な表現ですので、バッチリ使えるようになりたい。そんな思惑をもってブリーフ攻略をしていきたいと思います。

Let's get started!!!


語源の海へダイビング

単語の意味を調べる前に、根っこの部分を先に抑えておきましょう。単語の根っこ、語源です。
NOTE:brief(形容詞)の語源
原義はラテン語の”bref”で"of short duration"、短い期間の意味
ラテン語の"brevis"に由来を持つ。意味は"short, low, little, shallow"
短い、低い、小さい、浅い(shallow)
接頭語と接尾語は無し

ふむふむ、長さや高さや深さをあらわす形容詞のうち、低位のものをあらわす表現という感じですね。ここで敢えて括弧書きで形容詞と書いたのは、他の品詞が微妙に異なる語源を持つためです。

NOTE:brief(名詞)の語源
原義はラテン語の”bref”で"a writing issued by authority"、当局(権威)によって書かれた文書の意味。
ラテン語の"breve"に由来を持つ。これは"brevis"の名詞派生語。意味は "letter、summary"、"a short or concise writing"(1560s)、"systematic summary of the facts of a case"(1630s)
簡潔な文書、文書や事実の要約という意味を持つ

当局によって書かれた文書、お手紙が語源にあたるんですね。そこから簡潔な文書とか要約という意味になったと。

そんでもって最後は動詞のbriefです。

NOTE:brief(動詞)の語源
名詞briefから派生してできた動詞
"to instruct by a brief"
"to give instructions or information to"(1860s)
簡潔に指導する、指示や情報を渡すの意味。

動詞のbriefは名詞の意味から派生した単語と。名詞は簡潔なお手紙の意味だったので、簡潔にやる、という意味になりましたさ。


briefの意味

では、briefの意味に突っ込んでいきましょう。

形容詞のbrief

まずは形容詞の用法から。
NOTE:brief [bríːf] 形容詞
短時間の、短い、手短な、簡潔な、
大まかな、そっけない
Merriam-Webster
: short in duration, extent, or length
: CONCISE(簡潔な)
: CURT(簡潔な), ABRUPT(不意の)
Cambridge
(SHORT IN TIME)
lasting only a short time or containing few words:
used to express how quickly time goes past:
Oxford
Of short duration; not lasting for long.
Concise in expression; using few words.
(of a piece of clothing) not covering much of the body; scanty.
LONGMAN
continuing for a short time
using very few words or including few details
clothes that are brief are short and cover only a small area of your body

いくつかの辞書を見て回ったんですが、いずれの辞書でも形容詞の意味が冒頭に掲載されていました。たぶん形容詞で使う形が一番多いんでしょう。

意味は「簡潔な」「短時間の」となります。
英英辞典を見ると、”short”, "lasting only", "not lasting"という単語・フレーズが使われています。「短い、続かない」というのが主だった意味になるようです。

OxfordとLONGMANに掲載されている、体を覆う範囲の狭い衣服(=露出の多い服)という意味は完全に初見でした。


名詞のbrief

続いて名詞として使われるときの意味です。
NOTE:brief [bríːf] 名詞
概要、要約、簡単な説明・報告
(新聞などの)短い記事、内容の説明,指示
訴訟事件、訴訟事件摘要書
(複数形で)ブリーフパンツ
教皇書簡(の略式表記)(カトリック)
Merriam-Webster
: an official letter or mandate
: a specific instruction or responsibility
: a concise article (as in a newspaper)
: a concise statement of a client's case made out for the instruction of an attorney usually by a law clerk
: an outline of an argument
: short snug pants or underpants
Cambridge
(SHORT FORM)If something is said in brief, it is said in a very short form, with very few details:
(UNDERWEAR)a piece of underwear worn by men or women, covering the area between the waist and the tops of the legs:
(INSTRUCTIONS)
  a set of instructions or information:
  a document or set of documents containing the details about a court case
(LAWYER)a lawyer who will speak for someone in a court of law :
Oxford
A set of instructions given to a person about a job or task.
A summary of the facts and legal points in a case given to a barrister to argue in court.
A letter from the Pope to a person or community on a matter of discipline.
LONGMAN
official instructions that explain what someone’s job is, what their duties are etc
a short spoken or written statement giving facts about a law case
a law case that a lawyer will argue in a court
a short report about something
in as few words as possible(in brief)

こちらも「簡潔な」という意味が根っこのところにあるようです。要約、短い新聞記事なんてのはモロですね。イメージとして「短い何か」というのを頭のなかに置いておけばよさそうです。

Merriam-Websterはconciseという単語でbriefを説明しています。さすが容赦のない辞書です。言い換え表現としてconciseが使えると覚えておきましょうか。

Cambridgeは主に4つの意味を掲載していました。SHORT FORM, UNDERWEAR, INSTRUCTIONS, LAWYERこの4つ。日常使う範囲で考えると、SHORT FORM、INSTRUCTIONSの2つのところが重要ですかね。

Oxfordの説明はシュッとしてますね。仕事で誰かにする指示という意味と、法律系の意味、宗教系の意味の3つ。

LONGMANは作業場の指示、法律系、短いレポートの意味が掲載されていました。in briefで「出来るだけ少ない言葉で」という意味になるようです。

動詞のbrief

最後は動詞として使われるbriefです。
NOTE:brief [bríːf] 動詞
要約する、要点・概要を伝える、手短に話す
(裁判で使う)摘要を作る、弁護を依頼する
必要な指示を与える.
Merriam-Webster
: to make an abstract or abridgment of:抜粋をつくる
: to give essential information to
: to discuss (something, such as a military operation) in a briefing
Cambridge
to give someone detailed instructions or information:
Oxford
Instruct or inform (someone) thoroughly, especially in preparation for a task.
Instruct (a barrister) by brief.
LONGMAN
to give someone all the information about a situation that they will need

動詞の場合も「簡潔に」が単語のイメージになっていますね。「要約する、それを伝える、サクッと話す」が主だった意味として掲載されていました。

あともう一つ、「情報を伝える、指導する」という意味も掲載されていました。要約の意味とは微妙にニュアンスが異なりますが、”伝える”という括りでは同じ意味ですね。

要約するの意味と、情報を伝えるの意味のそれぞれの例文を見てみましょう。

例文を見てみよう
Cambridge
(brief somebody on something)
she briefed him on last week's decisions
Merriam-Webster
brief a report

どうやら目的語に人を置くと、「誰かに伝える」という意味になるようです。目的語にレポートとか記事とか新聞がくると要約すると訳すのが正しそう。



うーん、一通り調べてみましたが、これ...たぶん使わねーなぁ(笑)

形容詞の「簡潔な」と名詞の「ブリーフパンツ」だけわかればいいような気がします。動詞を使うんだったら、辞書にあったように、instructとか、give + 人 + 情報 って形で伝えた方がわかりやすいような。要約するの意味なら、summary, summarizeの方が使いやすそうだし。

おわり。

Profile

自分の写真
アラサー(ティーファイブ)、♂ IT業界でショッカーみたいな立ち位置の仕事をしています。昔から憧れていたバイリンギャルを目指し、英語の勉強に明け暮れる毎日。このブログは勉強ログとして書いています。よろぴく。

ラベル

IT (5) TOEIC (23) イディオム (4) セブ島留学 (2) その他 (2) 雑記 (12) (4) 単語 (53) 読書感想文 (1) 発音 (3) 表現 (6) 文法 (2)

ブログ アーカイブ

QooQ