enthusiasmの意味と使い方【熱中、熱狂、熱意、感激】

9.09.2019

単語

t f B! P L


今回のお勉強トピックは、enthusiasmの意味と使い方についてです。

ぼくにとって特に強い苦手意識のある単語ではありません。が、ふいに見かけたときに「あれ?何だっけ?」と一瞬とまってしまう単語です。ぼくはこの単語の語源なんかも知らないので、単語の形から意味を推測することもできやせん。

TOEICにもちょいちょい出てきますよね。ぼくが持っているTOEIC向けの単語帳では、収録3500語のうち、だいたい1900番目に掲載されています。TOEIC対策としてはそこそこ重要くらいの位置づけだと思われます。

あとこの単語、派生語を見かけると「むむっ」と身構えちゃうんですよ。enthusiasmの形だったら意味を思い出せることが多いんですが、少し形が変わった派生語だと、とたんに知らねぇ単語感が出てきて敗戦ムードが漂ってくる。(のはぼくだけでしょうか)

TOEICでそこそこ重要ってんなら、キッチリシッカリお勉強して抑えておきたい単語です。

Let's get started!!!



語源の海へダイビング

こういう、いかにもラテン語的な単語は語源や語幹を抑えることで、その本質的な意味をとることができます。enthusiasmの語源をみてみましょう。

NOTE:enthusiasmの語源
原義は中世フランス語のenthousiasme、ラテン語のenthusiasmus、ギリシャ語のenthousiasmosに由来
意味はdivine inspiration(神のインスピレーション、閃き)
 en:"in"(中に)
 theos:"god"(神)
(心の)中に神がいる状態
→熱心さ、情熱、熱狂、感激

語幹は”theos”で意味は神様。外国文化のなかでの”神”の意味合いやニュアンス、捉え方ってのは日本人のぼくにはピンとこないところがあります。たぶん本質的な理解ってのは難しいでしょう。文化が違うので。

でも、「神が中にいる」っていう語源的な意味から「感激、熱狂」につながるのは何となくイメージができます。何かに熱中して、「ウォー!」「キャー!」って言っている状態や、脇目もふらず一心不乱に取り組んでいる様を「神が心の中にいる」と表現するのは何となく理解できますね。


enthusiasmの意味

さぁ、それでは肝心かなめの単語の意味をみていきましょう。
NOTE:enthusiasm [ɪnθ(j)úːzi`æzm] 名詞
熱中、熱中させるもの、熱狂、熱意、感激
Merriam-Webster
: strong excitement of feeling : ARDOR
: something inspiring zeal or fervor
: belief in special revelations of the Holy Spirit
: religious fanaticism
zeal(熱心)、fervor(熱烈)、belief(信念)、revelation(啓示)、fanaticism(熱狂)

Cambridge Dictionary
: a feeling of energetic interest in a particular subject or activity and an eagerness to be involved in it:
: a subject or activity that interests you very much:

LONGMAN
: a strong feeling of interest and enjoyment about something and an eagerness to be involved in it
: an activity or subject that someone is very interested in

それぞれの辞書で共通しているところを探すと、enthusiasmはfeelingだと説明されています。Merriam-WebsterとLONGMANではstrongという単語が使われていますね。対象への強い興奮だとか、関心ごとへの強い気持ちを表す単語であると。うん、まさに熱中という意味ですな。

enthusiasmの例文

では、単語の意味がわかったところで、使い方をみていきましょう。いくつかの辞書の例文から平易な文章を集めてみました。

例文集
Merriam-Webster
  1. The party supported its candidate with enthusiasm.
  2. He seems to lack enthusiasm for the work he's doing.

Cambridge
  1. One of his greatest enthusiasms was yoga.
  2. Nothing you can say will dampen her enthusiasm.(dampen:弱まる)
  3. She has boundless energy and enthusiasm.(boundless:果てしない)

LONGMAN
  1. Gillian and Darren greeted the speakers with great enthusiasm.
  2. We went along to the local diving club, full of enthusiasm.
  3. They go about their tasks with little enthusiasm.
  4. Employers showed little enthusiasm for the new regulations.
  5. He shares your enthusiasm for jazz.
  6. A delay of two hours did not dampen their enthusiasm.

Collins
  1. His enthusiasm for the game is infectious.

enthusiasmは名詞なので、あまり細かいことを考えて使う単語ではない気もします。パティーンとしては、前置詞withを置いての”with (little) enthusiasm”という使い方がいくつかの辞書に掲載されていました。これは使い勝手がよさそうな表現。

Cambridgeの1で使われている、"One of his greatest enthusiasms" この形も使い勝手がよさそうです。

Cambridgeの2と、LONGMANの6は”dampen”という単語が使われています。意味は「弱まる」。”dampen one's enthusiasm”で熱中してたのがさめていったという表現になっています。

enthusiasmの派生語、Word Family

最後は派生語をみていきましょう。これ苦手なんだよなぁ。
NOTE:enthusiasmの派生語
動詞:enthuse:熱狂する
名詞:enthusiasm:熱狂
名詞:enthusiast:熱狂している人、〇〇狂
形容詞:enthusiastic:熱狂的な
副詞:enthusiastically:熱狂的に

いくつかの辞書を引いてみましたが、enthusiasmとその派生語は上記にまとめられそうです。

こうやってリストに書き出してみると、普通のパティーンなんですね。
語尾に"st"がついたら「〇〇する人」の意味になります。PsychologistとかAnalystのパティーン。他にも”tic”で終わるときは形容詞だし、”ly”で終わるときは副詞になっています。基本に忠実な動きをする単語です。

調べたところ、enthuではじまる英単語はすべてenthusiasmの派生語のようなので、enthuが見えたらとにかく”熱狂”と意味をとってよさそうです。


ふんふん、ちゃんと調べりゃ大したことないんだよなー、こういう単語って。

おわり

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アラサー(ティーファイブ)、♂ IT業界でショッカーみたいな立ち位置の仕事をしています。昔から憧れていたバイリンギャルを目指し、英語の勉強に明け暮れる毎日。このブログは勉強ログとして書いています。よろぴく。

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